昔、横断歩道を妹と一緒に歩いていた時のことです。車が私達の方へぶつかってきたのです。
妹はぶつからずにすみました。ですが、私は足のふくらはぎあたりを強くぶつけられて、
かなり痛かったです。すぐに救急車で運ばれました。骨に異常はなく、捻挫、という
診断でした。相手は若い女性でした。泣き崩れていました。親戚に弁護士がいるので、相談依頼を
しました。あきらかに、相手側の過失だと言われました。ただ、怪我が軽く、完治まで長くかからない
という事実があります。わざわざ法的な措置をとるのは、お金や、手間暇のことを考えると有効な手段では
ないと思う。と言われました。事故のことを長く引きずるのも、精神的にいいことではないから、
示談のような形をとった方がいいとアドバイスを受けました。もっともだと思いました。
ただ、車が飛び込んできた時の恐怖感は忘れることはできませんでした。
悔しい思いがありました。足も2,3週間くらいは痛くて、歩くのにかなり時間が
かかっていました。
ですが、相手の女性も
まだ若く、かなり反省していると思われました。見通しが良い場所ではなかったこともあり、
自分がここをうまく運転する自信は全くありませんでした。この場所を運転するのは、絶対に
やめよう、と心に誓いました。彼女の将来のことを考えると、この措置が1番なんだと、自分を納得
させました。それでも、彼女はずっとこの事件をを抱えながら生きてくのだな、と思うと少し悲しかったです。
私も同じ女性だからです。