私が通っていた高校の先生が過去に体験したバイク事故について書かせていただきます。彼はバイクが趣味でよくツーリングに行くそうなのですが、ある日2車線の道路の左側を走っていた時に右側車線を走っていたトラックがどういうわけか幅寄せしてきたそうです。おそらく彼が運転するバイクの存在に気づかないまま車線変更しようとしたようですが、慌ててバイクのハンドルを切ったことで縁石ではね上げられ身体が空中に投げ出されたとのことでした。その時のことは今でも鮮明に覚えているようで、一瞬時間が止まったような感覚を覚えたとのことです。その先生は柔道部の顧問をしており受け身の大勢をとるのには慣れていたようで、地面に体が着地する瞬間とっさに受け身の体制をとったことで、痛みはあったものの特に致命的なけがを負うことはなかったとのことです。今回の事故はバイク側は特に危険な運転をしていたわけでもなく、単にトラック運転手の不注意によるものであるとのことだったので、非常に不運な出来事だったと言われました。当時私はまだ運転免許を所持していませんでしたが、将来車両を運転するようになった際には、くれぐれも注意して運転するようにしようと心に誓ったものでした。それにしても体が宙に投げ出されたにも関わらず、大きな傷を負うことがなかったようで柔道の経験がそのような形で約に立つということについては、高校生だった当時の私にしては目新しい情報でした。